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　ISO/IEC 17025:2017年度版の発行

　ISO/IEC 17025が前回改定から約12ぶりにISO/IEC 17025:2017として、2017年11月に正式に改訂発行されました。それに伴い、ISO17025を既に認定している組織やこれから認定を考える組織は申請における注意が必要です。まず、APLAC（アジア太平洋校正所認定協力機構）の MRA（国際相互承認）評議会、ILAC（国際校正所認定協力機構）においてにISO/IEC 17025:2005からISO/IEC 17025 : 2017への移行期間及び試験所・校正事業者の認定は移行期間は3年間とすること合意されました。故に、既存の認定事業者（ISO17025:2005ベース)は、その間で各認定機関の「移行方針」に従いISO7025:2017ベースでの対応を迫れます。各認定機関で微妙に移行方針が違うので、直接認定機関との打ち合わせが重要になります。なお、JIS版は2018年6月以降の発行予定です。

□　移行期限
　平成 29 年（2017 年）11 月 30 日 から 3 年後の平成 32(2020)年 11 月 30 日までとし、平成 32 年(2020 年)12 月 1 日より ISO/IEC 17025 の登録及び認定の継続を希望される既事業者においては、移行期限までに、ISO/IEC 17025:2017 の要求事項に適合していることが求められます。また、既存事業者においてもISO/IEC 17025:2005(旧版） を認定基準とする更新申請は、平成 30 年（2018 年）5 月 31 日まで受け付け、平成 30 年(2018 年)8 月 31 日までの現地審査（検 査）終了が可能な案件で可能です。

□　新規申請
　新たにJNLA、JCSS登録を考える事業者は、 ISO/IEC 17025:2005(旧版） を認定基準とした事業者に関する新規申請は、平成 30 年（2018 年）5 月 31 日まで受け付け、平成 30 年(2018 年)8 月 31 日までの現地審査終了が可能な案件に限りますます。ISO/IEC 17025:2017 (新版）を認定基準とした新規申請は、平成 29 年（2017 年）11 月 30 日より開始します。


※　詳しくはNITEへ確認してください。

□　移行期限
　平成 30 年（2018 年）1 月 1日 からISO17025:2017認定基準による更新の受付を開始し、3 年後の平成 32(2020)年 11 月 30 日までを移行期限とします。ただし、ISO17025:2017認定基準の現地審査は2018年4月1日より開始されます。また、既存事業者においてもISO/IEC 17025:2005(旧版） を認定基準とする更新申請は、平成 30 年（2018 年）6 月 30 日まで受け付け可能です。

□　新規申請
　新たにJABでISO17025の認定を考える事業者は、 ISO/IEC 17025:2005(旧版） を認定基準とした事業者に関する新規申請は、平成 30 年（2018 年）6月 31 日まで受け付け、平成 30 年(2018 年)12月 31 日までに現地審査を実施できる場合は、遅くとも2020年8月までに移行審査(サーベイランス又は臨時審査)を受けなければなりません。ISO/IEC 17025:2017 (新版）を認定基準とした新規申請は、平成 30 年（2017 年）1 月 1日の開始します。


※　詳しくはJABへ確認してください。

　ISO/IEC17025:2017の新基準更新認定、及びJNLA、JCSS登録をお考えの企業様、コンサルティングに関する事ならお気軽にご相談ください。また、取得フロー、認定のコツなども同時にご覧ください。